学童野球にとっての甲子園である最大の大会「高円宮賜杯マクドナルドトーナメント」の志木予選決勝。
得点してもなかなか点差が詰まらず5−7の2点ビハインドで迎えた最終回。
この回先頭の清水がライトへ特大柵越えHRで6−7。その後、必死に食らいつくも打ち取られついに二死ランナー無し。打席に向かうのは田中。2ストライクに2球で追い込まれいわゆる「あと1球」で終わってしまう土壇場に。ここから田中が見事にライト前にヒットを放ちこれで6−7の二死ランナー1塁。迎える打者は吉田凱。相手守備陣もタイムをとりヤンガーズベンチや応援席も涙を流す人も出てしまう究極のボルテージへ。その初球。レフトに高く上がった打球はフェンスを越え、右手人差し指を回す審判のジェスチャーと同時に息を飲む静寂から大歓声へ。
強く思い続けそして行動すればどんな困難だって越えられる。
宗岡で夢を追い続ける子供達の物語はまだ続く。